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猫と日本人の深い関係・日本文化に息づく猫とのつながり

ねこねこ雑学
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猫は昔から、日本人の暮らしのすぐそばにいる身近な存在です。

のんびりとしたしぐさや気ままな表情に心を和ませてもらったことがある人も多いのではないでしょうか。

日本では、猫は家族の一員として大切にされるだけでなく、招き猫のように福を呼ぶ存在としても親しまれてきました。

昔も今も多くの人に愛され続けている猫と日本人の関わりには、あたたかくてやさしい物語がたくさんあります。

この記事では、そんな日本人と猫の深いつながりをご紹介します。

猫と日本人のつながり・文化と日常に息づく魅力

現在、日本における猫の飼い方といえば多くの場合、「室内飼いで部屋の中では放し飼い」というのが一般的です。

では、昔の日本においての猫と人との関わりかた、猫と人との暮らしは一体どんな風だったのでしょうか?

平安時代の猫は現代の犬のように飼われていた!?

今から昔、少なくとも平安時代には、猫は人に飼われていたようです。

これは、いわゆる「飼い猫」というわけですが、この頃、猫は現在とは違い、綱(縄)をつけて飼われているのが普通だったようです。

たとえば、「源氏物語」や「枕草子」の中には首綱に札をつけた猫の姿などが書かれて(描かれて)います。

「源氏物語」や「枕草子」の描写ということは、どうやら当時猫は主に貴族などの上流階級のペットとして飼われていたようです。

現在の「猫」の風景に近づいたのは江戸時代

平安時代~しばらくは綱をつけられ飼われていた猫ですが、江戸時代に入ると綱をつけない現在でも見受けられる飼い方に近い「放し飼い」の形になってきたようです。

なんでも、都(京都)で「猫の綱を解いて飼うように!」というお触れが出されて、現在の形に近い「放し飼い」されるようになったとか。

ただ、さすがにこの時代に現在推奨されている「完全室内飼い」だったかどうかまではわかりません。

江戸時代に「黒猫ブーム」が到来した?!

江戸時代、黒猫には「病気を治す力」があると信じられていたようです。

たとえば、現在ではきちんと治療すれば治る病気ともいえる「肺結核(労咳)」ですが、江戸時代ではまだ肺結核は「不治の病」。

この頃の不治の病の代表格である肺結核(労咳)が黒猫をそばに置いていたり、抱いて寝たりすると病気が治ると信じられていたようです。

現在でいうところの「猫ブーム」とは意味は違うかもしれませんが、病気を治す特別な力があると信じられていた「黒猫」が、当時の多くの人々に飼われることとなり「黒猫ブーム」になったということでしょう。

黒猫に関する俗言は現在でも地方によっては残っているところもあるようです。

一般的な日本人のイメージといえば…

話は猫から日本人へと変わります。近年では食生活の西欧化の影響もあってか、小さい頭にすらりと伸びた手や脚…という体型の日本人も増えてきましたが、以前の一般的な日本人のイメージといえば、「頭が大きめで、手や脚が短め…」というイメージでした。

日本の猫は日本人に似ているらしい…

日本の江戸時代以前の絵巻物などには、ふっくらとして丸顔の猫の姿が描かれており、本来の「日本猫」とはそのような容姿をしていたと考えられています。

日本猫の特徴は、頭が大きめで丸顔、太目の胴に四肢も全体的に短く太めで「ずんぐりむっくり」な体型をしています。

この日本猫の特徴は、ひと昔前の一般的な日本人の体型となんとなく似ている気がしませんか?!

この「ずんぐりむっくり」な体型の特徴は島国ならでは

このいわゆる「ずんぐりむっくり」な体型の特徴の理由は、私たち人間を含め、島国の動物に共通するといわれています。

一般的に、大陸の動物は大きく、日本のような島国や、半島などの地域(エリア)が狭い場所の動物は小さめになるそうです。

日本人と日本猫が似ているのも、この理由なら納得できる気がしますね。

ただ、純粋な日本猫はもういないかも…

そもそも日本猫とは、1000年以上前に大陸から日本にやってきた猫たちの子孫のことをいいます。

大陸から日本にやってきてから、長い長い年月をかけ、日本の風土に適したいわゆる「日本猫」になりました。

ですが、現在では残念ながら純粋な日本猫は絶滅寸前の状態だといわれています。

そのきっかけは「ペットブーム」?!

日本猫が絶滅寸前の状態に陥った原因としては、1950年代、ペルシャ(猫)やシャム(猫)などの、海外の猫(洋猫)が日本に多く入り、それを境にそれらの猫と日本猫の「ミックス」が爆発的に増加したからだといわれています。

何らかの原因で飼っていた猫が逃げ出した場合もあると思いますが、そのほとんどは飼い主の身勝手による「捨て猫」が原因でしょう。

確かに現在でも近所で見かける野良猫さんの中に長毛種の猫さんがいると少し不自然な感じがしないでもありません。

しかしながら、それは猫には責任はありません。安易な気持ちで猫を飼いはじめて、邪魔になったら捨てる…という人間の軽率な行為が、日本猫を絶滅寸前の状態に追い込んだということは、猫の飼い主さんなら覚えておきたいものです。

猫と日本人のつながり・文化と日常に息づく魅力ーまとめー

猫と日本人のつながりは、長い歴史の中で少しずつ形を変えながら、今も身近なところで受け継がれています。

暮らしを支える存在として大切にされ、しぐさや表情に癒やされ、文化や作品の中でも親しまれてきた日本の猫は、日本人にとって特別な存在といえるでしょう。

これからも猫との関わりを見つめることで、日本人の暮らしや価値観のやさしさが、より深く見えてくるはずです。

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