日本の猫の毛色や柄は、ただ見た目が違うだけではないことをご存知でしたか?
日本では、気候や暮らし方、町の景色の違いによって、地域ごとに見かける猫の印象が少しずつ変わります。
この記事では、日本猫に多い毛色と柄の基本を押さえながら、地域によってどんな違いが感じられるのかをご紹介します。
日本でよく見かける猫には地域差がある?!
日本国内の屋外で見かける猫(いわゆる野良さん)には、どうやら地域によって尻尾の長さや形、また色柄などにそれぞれ少しずつ違い(特徴)があるようです。
日本に多いのは「短くて曲がった尻尾の猫」
日本国内の屋外で見かけることができるおよそ数万匹の猫を観察した研究グループの数年前の調査の統計によると、日本国内には「短くて曲がった尻尾の猫」の数が比較的多いということです。
また、「短くて曲がった尻尾の猫」の生息エリアには、地域によって差があり、全国的に見ると本州の南西部エリアに多く、東北エリアには少ないという傾向があるそうです。
関東エリアの猫の約半数は尻尾が曲がっている
関東エリアの屋外で見かける猫の尻尾が曲がっている率はかなり高く、神奈川県のおよそ40%を除くすべての県でおよそ50%以上の率で尻尾が曲がっているそうです。
ただ、例外的な地域もある!
比較的、本州の南西部エリアに多い傾向がみられる「短くて曲がった尻尾の猫」ですが、福井県、滋賀県、京都府、奈良県周辺エリアでは「短くて曲がった尻尾の猫」の数が極端に少ないそうです。福井県では尻尾がまっすぐな猫の数が日本一だそうです。

隣接しているエリアでも大きな違いが!?
昔からの言葉に「京(京都)の猫は尾の長い唐猫、浪華(大阪)の猫は尾の短い和猫」という言葉があり、その言葉通り「短くて曲がった尻尾の猫」の率は京都がおよそ15%、大阪がおよそ50%だそうです。
毛色や柄にも地域によって違いがある
尻尾の長さや形だけでなく、毛色や柄にもやはり地域によって違いがあるようです。
たとえば、島根県には黒猫が多く、佐賀県や秋田県には茶色系(茶トラや三毛など)が多いそうです。
他にも、山梨県には「ブチ猫」が多いのですが、徳島県や北海道では少ないなど同じ日本国内でもエリア(地域)によって違いがあるようです。
地域で違う?! 日本猫の毛色と柄の特徴の不思議 ーまとめー
日本の猫の毛色や柄は、ただ見た目が違うだけではなく、その土地の気候や暮らし、人との関わりの中で受け継がれてきた個性ともいえます。
三毛やキジトラ、白黒など、よく知られた柄にも地域ごとの出やすさや印象の違いがあり、身近な猫たちの毛色や柄に目を向けてみると、その地域ならではの風景や文化まで見えてくるかもしれません。
これから日本猫を見るときは、ぜひ毛色や柄の違いにも注目して、その奥にある地域性のおもしろさを楽しんでみてください。


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