完全室内飼いの猫ちゃんの運動不足解消やストレス発散に役立つのが、みなさんご存知のキャットタワーです。キャットタワーを部屋に設置すれば、猫ちゃんの運動の中でも特に重要な「高低差」を簡単に作ることができます。
この記事では、キャットタワーの選び方やそのポイント、このブログでご紹介している「おすすめのキャットタワー 一覧(一覧記事へのリンク)」をご紹介しています。
キャットタワーについて(選び方・ポイント)
キャットタワーには、大きく分けて床に置くだけの「据え置きタイプ」と、天井に突っ張るタイプの「突っ張りタイプ」の2種類あります。
「据え置きタイプ」「突っ張りタイプ」にはそれぞれに特徴やメリット・デメリット(飼っている猫ちゃんの数や住環境などによる)があるのでお部屋の事情や猫ちゃんに合ったキャットタワーを選んで使ってみましょう。
キャットタワー設置のメリット・1
ライフステージ(年齢)によって差はありますが、1日およそ20時間寝るといわれている猫。というわけで、活動時間が短いせいもあり、室内だけだと、どうしても運動不足になってしまいがちです。人間と同様に運動不足は、猫の健康にも影響してくる重大な問題。
ですが、犬のように猫を毎日散歩させるのは大変・・・というようり猫の散歩は犬のように簡単にいかない場合が多いものです。
そこで、キャットタワーの出番です。狭い室内空間でも、省スペースで上下運動ができるので、運動不足の解消にとても役立ち便利です。
キャットタワー設置のメリット・2
猫は高い所が大好きな生き物です。野生時代の習性の名残りで、猫は敵にいち早く気づき、すぐに逃げられるように高い場所から周りが見渡す習性があります。つまり、敵に襲われにくい高い場所だと、猫は安心して眠ることができるというわけです。
飼い主さんのいる部屋の中で暮らす猫は、敵に襲われる危険も心配もないのですが、やはり室内の高い場所を選んでお昼寝をする猫は多いです。ですから、部屋の中で高い場所を作ってあげることは猫にとって重要なことなのです。
そこで、キャットタワーを設置すれば、簡単に猫が安心してお昼寝できる高い場所を簡単に作ってあげることが可能です。
キャットタワー設置のメリット・3
キャットタワーは、部屋に設置するだけで、猫が快適に過ごしやすいスペースを簡単に作ることができます。「キャットタワー設置のメリット・1・2」以外にも、箱型のスペース付きのタワーを選べば、これまた猫の大好きな「薄暗くて狭い」場所も簡単に作れます。
また、夏場はひんやりとして気持ちいいからか、猫がゴロンと寝転がっている床も、冬場になると凍えるように冷たくなり、人間よりも床に近い環境で生活している猫は、人間よりもも寒さの影響をダイレクトに受けてしまいます。そこで、キャットタワーを利用して、猫の居場所を少し高い位置にしてあげれば、猫も暖かく過ごすことができます。
それから、キャットタワーには、タワーのポールを利用して「爪とぎ」機能がついているものも多いです。部屋の中だとカーペットやソファ、または、壁でバリョバリョと爪とぎをしてしまうこともあるので、飼い主は困るものです。
そこで、爪とぎ機能がついているキャットタワーを設置して「ここで爪とぎをするんですよ」と教えてあげれば、カーペットやソファ、壁でバリョバリョされることが防ぐことが可能になります。
キャットタワーのタイプ
据え置きタイプのメリット・デメリット
- 設置場所を簡単に移動できる
- 突っ張りタイプよりも設置が簡単
- 箱(猫ベッド)付きのものが多い
- 安定性を保つため比較的重量がある(重いものが多い)
- 勢いよく猫が乗り降りすると場所が動く(まれに転倒)
突っ張りタイプのメリット・デメリット
- 天井に近い高い場所で猫が遊べる
- 天井と床2点で支えるので安定感がある
- 据え置きタイプより設置にやや手間がかかる
- 天井や壁に穴を開けて設置するタイプが多い
- 猫の重さや設置方法、劣化で傾くことがある
「据え置きタイプ」「突っ張りタイプ」共に、メリットとデメリットがあるので、部屋の事情や猫ちゃん(大きさ、複数飼いなど)に合わせて選ぶようにしましょう。個人的には、キャットタワーがはじめてという飼い主さんは、「据え置きタイプ」を選んだほうが無難だと思います。
キャットタワー選びのポイント
キャットタワーを選びのコツとしては、前述のタワーのタイプ「据え置きタイプ」「突っ張りタイプ」の選択と、もうひとつ、あなたの猫ちゃんのライフステージ(年齢)に合わせて選ぶのがポイントになります。
猫ちゃんも人間と同じで、ライフステージ(年齢)によって運動能力が異なります。ですから、あなたの猫ちゃんのライフステージ(年齢)に合わせたキャットタワーを選びましょう。
目安として、ライフステージ(年齢)は大きく分けると
- 子猫用(およそ生後3~12ヶ月)
- 成猫用(およそ1~6歳)
- シニア用(およそ7歳~)
これらを一応の目安としてキャットタワーを選ぶといいでしょう。基本的には「大きさ(高さ)」「段差の高さ(幅・間隔)」で選ぶようにします。また、キャットタワー(メーカー)によっては、ライフステージ別のキャットタワーも販売されているので参考にするといいでしょう。
キャットタワーで猫に快適な部屋作りを!
キャットフードや猫トイレ(トイレ砂を含む)とは違い、キャットタワーは猫と暮らすための必需品・必須アイテムとまではいいきれません。ですが、キャットタワーがあると、猫が快適に過ごす部屋作りが、設置するだけで簡単にできてしまうというメリットがあります。
また、近年では飼い猫のかわいい写真をブログやSNSでアップする飼い主さんも多いですが、写真の片隅にキャットタワーが写りこんでいると、その写真の見栄えがさらによくなったりもするものです。
飼い主さんなら、いつまでも猫ちゃんに健康でいて欲しいものです。あなたの猫ちゃんのライフステージ(年齢)に合ったキャットタワーを選んで部屋に設置して、猫ちゃんの運動不足解消やストレス発散に役立てましょう。
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