飼い主ができる猫のケア

猫の「ノミやダニ対策」も飼い主の責任です

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春から夏、4~6月ぐらいの時期は、ノミやダニが特に多くなる季節です。ノミやダニは、アレルギー症状や皮膚病だけでなく、たとえば、ノミによって感染する条虫症では下痢や貧血などの消化器系に異常を起こす場合もあります。

特にノミやダニの多くなるこの時期には、猫ちゃんにしっかりとしたした対策が必要になります。飼い猫のノミやダニ対策も飼い主の責任のひとつです。忘れずに「ノミ&ダニ」対策をするようにしましょう。

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猫につく(寄生する)ノミは「ネコノミ」

最近は、猫の完全室内飼いが推奨されていることもあり猫を完全室内飼いにしている飼い主さんも増えていますが、飼い猫のノミやダニに悩まされている飼い主さんはいまだに多いようです。

一般的に猫につく(寄生する)ノミは「ネコノミ」と呼ばれていて、猫以外の動物にも寄生します。また、このノミの被害は人間にも及ぶので注意が必要です。

ノミが猫に寄生している期間は、およそ半月~1カ月で、これはブラッシングや猫のグルーミングで落ちることもあり、落ちたノミのほとんどはそのまま死んでしまいます。ですが、猫に寄生したノミのメスは血を吸っている間、卵を産み続け、またその卵は次々と成虫になるので、成虫と卵と幼虫のすべてを駆除しないとノミの被害はなくなりません。

子猫を飼っている飼い主さんは要注意!

ノミを見つけたら、寄生虫にも注意!たとえば、回虫やサナダムシが寄生しているノミを猫が飲み込んでしまうと、猫の消化器官に寄生してしまう場合があります。

猫によっては、寄生虫が寄生しても無症状のこともありますが、下痢や嘔吐を引き起こすケースもあり、子猫に寄生すると下痢や消化不良の原因になることもあるので、成猫に比べ体力や抵抗力がまだ弱い子猫にとっては危険。ですから、子猫を飼っている飼い主さんは特に注意が必要です。

猫に寄生する代表的なダニは「ショウセンコウヒゼンダニ」

ノミだけでなくダニにも注意が必要です。猫に寄生する代表的なダニは「ショウセンコウヒゼンダニ」と呼ばれているダニで、このダニは猫だけでなく、犬や豚などの動物をはじめ、人間にも寄生します。

ショウセンコウヒゼンダニは、猫の頭や顔に寄生することが多く、カイセンという皮膚病の原因になります。

ほかにも、猫の耳に寄生する「ミミヒゼンダニ」という種類のダニがいます。飼い猫が耳をかゆがって耳をかいたり、しきりに頭を振るような仕草を頻繁に見せたら、ミミヒゼンダニの寄生を疑いましょう。ただ、このミミヒゼンダニは人間には寄生しないといわれています。

「出入り自由」の飼い方の猫は特に気をつけて!

猫がノミやダニに感染する原因のほとんどは「接触」によるものです。また、ほかの猫との接触がなくても、猫の行動範囲やたまり場にノミやダニが潜んでいれば、感染する可能性があります。

ですから、完全室内飼いではなく外と室内の「出入り自由」という飼い方をしている飼い主さんは、特に注意が必要です。

完全室内飼いをしていても油断は禁物です

猫がノミやダニに感染する原因のほとんどは「接触」によるもなので、「うちの猫は完全室内飼いだから心配ない」と思っている飼い主さんも多いと思います。

ですが、完全室内飼いの猫ちゃんでも、庭やベランダに一歩出てしまえば「出入り自由」の猫ちゃんと同じです。油断はできません。

また、完全室内飼いの意外な盲点として飼い主が外出先で触れた野良猫さんや動物から、着ていた服やバッグなどの持ち物についてしまい、それを室内に持ち込んでしまうというケースがあります。ですから、外出先で動物に触れたら、帰宅時に服や持ち物の「ノミ・ダニ」チェックを忘れずにするようにしましょう。

飼い猫のノミやダニのケア・・・まずは獣医師に相談を!

現在では、猫のノミやダニの予防や駆除には様々な薬剤が開発され使用されています。このような猫のノミやダニの予防や駆除薬はネット通販などでも購入可能な薬もあり手に入れることも容易になっています。ただ、扱うのは「薬」です。素人考えよりも、猫の健康状態や飼育環境を考慮した獣医師の処方が安心です。一度、ノミやダニについてかかりつけ医に相談してみましょう。

人間の薬と同じく、副作用がまったくないという薬はありません。ノミやダニの薬も獣医師の指導に従い、正しい用法・用量を使用するように心掛けたほうがいいでしょう。