室内だけで暮らす猫にとっての必須アイテムである「猫トイレ」は、トイレ本体とは別に通称「猫砂」とセットで使用するものです。猫砂にはいくつかのタイプがあるので飼い主さんのライフスタイルや猫の好みにあった猫砂を選んで使いましょう。
猫砂の種類
猫のトイレの砂は大きく分けて
- 鉱物タイプの砂
- 紙や木材タイプの砂
の2種類のタイプがあります。また、その他にも「おから」を使用したタイプや「シリカゲル」を使用したタイプの猫砂もあります。
鉱物タイプの猫砂
鉱物タイプ(ベントナイトなど)の猫砂の特徴は、猫がオシッコをするとその部分が固まることです。掃除をするときは、固まったオシッコの部分と、
ウンチをスコップで取り除きます。人によってはそこで新しい砂を補充します。
鉱物タイプの砂はメーカー(製品)によって、また、各自治体によって燃えるゴミと燃えないゴミとに扱いが違うことがあるので、捨てる前に一度確認しましょう。
「鉱物」タイプ(参考)
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鉱物タイプ砂のメリット
- 消臭効果が特にすぐれている
- 排泄物が固まるので掃除がしやすい
- 砂自体に重みがあるので飛び散りにくい
- 自然の砂に近い感触が猫に好まれる
鉱物タイプ砂のデメリット
- 重いので持ち運びが大変
- 可燃ゴミか不燃ゴミか自治体により異なる
- 砂は飛び散りづらいがホコリ状の粉が舞う
- 粉を吸い込むと猫の健康によくない?!
紙や木材タイプの猫砂
紙や木材タイプの猫砂の特徴は、軽いので持ち運びや扱いが楽だということです。また、木材タイプの砂のなかには、洗って再利用できるものもあり経済的です。
紙タイプの原料はパルプや再生パルプ木材タイプの原料はヒノキなどが多いです。
「紙」タイプ(参考)
デオトイレ 取りかえ専用 飛び散らない緑茶・消臭サンド 4L 猫砂 紙 燃やせる お一人様8点限り 【4,980円以上購入で送料無料】 関東当日便
「木材」タイプ(参考)
パインウッド 6L 猫砂 針葉樹おがくず 流せる 燃やせる お一人様4点限り 【4,980円以上購入で送料無料】 関東当日便
紙や木材タイプ砂のメリット
- 軽いので持ち運びや扱いがとても楽
- 洗って再利用できるタイプなら経済的
- 燃えるゴミとして処分ができる
紙や木材タイプ砂のデメリット
- 鉱物タイプに比べ消臭効果が物足りない
- 砂が飛び散りやすい(特に紙タイプ)
- 砂自体のニオイが苦手な人も(木材タイプ)
「おから」「シリカゲル」タイプの猫砂
鉱物タイプや紙や木材タイプの猫砂ほどの種類はありませんが、近年注目されているタイプの猫砂です。
「おから」タイプ(参考)
猫砂 おから お一人様4点限り トフカスサンドK 極める 7L 固まる 燃やせる 流せる 【4,980円以上購入で送料無料】 関東当日便
「シリカゲル」タイプ(参考)
お一人様3点限り 新東北化学工業 フォーキャット シリカ 3.6L 猫砂 シリカゲル 【4,980円以上購入で送料無料】 関東当日便
「おから」タイプ砂のメリット・デメリット
- 猫が口に入れても大丈夫
- 燃えるゴミとして処分できる
- 粒が細かいので猫の手足につきやすい
- 上の理由で部屋に砂が散らばりやすい
「シリカゲル」タイプ砂のメリット・デメリット
- 消臭効果が高い
- 砂の持ちがよく継ぎ足す必要がない
- 飛び散りが多く、掃除がしづらい
- 粒が細かいので肉球に挟まることがある
猫トイレの設置場所のポイント
別記事にも書きましたがここでも一応書いておきます。
- 壁際など落ち着いて用が足せる場所
- 人通りが少なく、静かな場所
- 食事スペースから一定の距離がある場所
- 設置場所を一度決めたらやたらと変えない
- 余裕があれば「猫の数+1個」が理想的
玄関のような人通りの激しい場所や、ドタバタと騒がしい子供部屋などは出来れば避けて設置しましょう。
猫トイレ掃除のポイント
- 猫が使ったらその都度掃除する(可能ならば)
- 週に1度ぐらいは砂の入れ替えをする
- 2~3週間に1度は砂の交換(全交換)をする
- 定期的に水洗いして、天日に干す
トイレに流すときは注意して!
紙タイプやおからタイプの砂はそのままトイレに流すことも出来てとても便利なのですが、トイレに流す際はウンチのほうは流さないほうが無難です。猫のウンチには毛繕いのときの一緒に飲み込んだ「毛」が混じっていて、これがなかなか曲者。最悪、トイレの配水管が詰まってしまうこともあるようなので、念のため流すのはオシッコの砂だけにしておいたほうがいいでしょう。
アパート・マンションでの「猫砂を捨てる際の注意点」
アパートやマンションなどの集合住宅でゴミとして猫砂を捨てる場合には、共同のゴミ捨て場に捨てるという飼い主さんが多いと思います。猫砂自体に脱臭効果はあるものの、排泄物のニオイを完全に消すことはできません。
ですから、猫砂を捨てるときは、なるべく収集日当日の朝にゴミ捨て場に捨てるようにしましょう。前日の夜に出された砂のニオイが翌日の朝共同のゴミ捨て場に充満していたら、管理人さんや近所の方からの印象を悪くしてしまうかもしれません。特に夏場は注意してください。
はじめはいろいろなタイプを試してみる
猫砂はどれがよくてどれがダメというものではありません。どのタイプの猫砂を使うにしてもそれぞれにメリットとデメリットがあるので、猫の好みや、あなた(飼い主)のライフスタイルに合うようにはじめはいろいろ試してみるといいでしょう。
また、猫砂は猫トイレ本体の形状によって使用できるタイプが違うことがあります。猫砂を購入する際には、猫トイレや猫砂に添付の説明をよく読んでから購入するようにしたほうが「無駄な買い物」をしないで済みます。
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